関田山脈 山伏山(903m) 2016年6月12日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:17 風穴駐車場−−4:19 風穴−−4:38 山伏山 4:40−−4:50 風穴 4:54−−4:56 風穴駐車場

場所新潟県中魚沼郡津南町
年月日2016年6月12日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場風穴入口に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望東側が開ける
GPSトラックログ
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コメント山頂北側の風穴駐車場より往復。途中にある風穴は石垣で囲まれた人工的な四角い凹みで風は感じられなかったが、強烈な冷気が溜まって雪が残っていた。山頂まで立派な遊歩道あり




風穴駐車場が登山口 駐車場横からスタート
風穴の標識 これが風穴。洞窟ではない
周辺の案内図
風穴が山頂への登山道分岐 ブナ林に道が続く
木が低くなると山頂は近い 山伏山山頂
山伏山山頂は東側が開けている
ブナの純林が美しい 駐車場到着


 長野県栄村と新潟県津南町境界より僅かに新潟側にはみ出した位置にあるのが山伏山。関田山脈の東端に位置する。地形図によると南側から破線が描かれていて道があるようだ。起点となる場所一帯は公園やキャンプ場として整備されているようなので、道の存在は信頼性があるだろう。ただし、標高差を考えると逆側の北側から登るのがお得だ。登れるような植生かどうかは現地に行ってのお楽しみで、藪が酷いようなら素直に登山道を歩こう。

 国道117号線から北上し、小さな集落を抜けて舗装された林道に入る。民間のキャンプ場の案内がいい目印になる。道は細いがずっと舗装道路であった。傾斜が緩んだところがキャンプ場であったが登山口の案内が見えなかった。探せばあると思うがまずは北側の様子を探りに林道を直進する。キャンプ場に入る道の分岐にはキャンプ場利用者以外の進入禁止との看板が立っているが設置の向きが悪く、直進する林道にも入ってはいけないように見える。しかし林道はキャンプ場の敷地を掠めて登っていくので問題はなかった。

 山伏山を西から回りこんで天水山方面の林道分岐に到着すると右側に「風穴入口」と書かれた看板が立ち駐車場があり、その脇から道が下っている。ここが山伏山北側の800m鞍部で山頂までの標高差が最も小さいが、尾根上に道は見えない。ただしブナ林でさほど藪は濃くないので登れないことはなさそうだ。でも「風穴」が気になるし、もしかしたら途中から山頂への道が分岐する可能性もあり、まずはこの道を歩いてみることにした。早朝だが気温は高く、既にハルゼミが鳴いていた。

 明瞭な道は東へと緩やかに下りベンチが登場、風穴の標識があったがベンチ周辺にそれらしき洞窟は無い。近くのベンチ上には古くて割れた樹脂製案内図が置いてあり、それによるとここから山頂へ道があるようだ。らっきー! 分岐を右に入りすぐに左側が頭上が開けた広場のようになっており、石垣に囲まれた人工的な深さ3mほどの四角い凹地があった。もしかしたらこれが風穴入口か。石の階段で下ると急激に温度が下がった。この窪地には冷気が溜まっていたのだ。風穴から噴出したものだろう。しかし窪地の底に下りたが洞窟の入口は見当たらない。「風穴」といえば富士山麓の風穴を思い出すのが一般的だと思うが、ここはそのような洞窟ではなく石垣の隙間から冷気が出ているようだ。周囲には一切雪は残っていないのに窪みの底にはまだ雪があった。おそらく気温は5℃前後だろう。涼しいを通り越して寒かった。外に出るとメガネが曇ったくらいだ。ちなみに外気温は14℃だった。

 山頂方向への登山道もこれまで同様に明瞭だ。足に触れる藪は無くダニに食いつかれることもないだろう。辺り一面は発達したブナの純林で新潟らしい光景だ。登山道は山頂目指して直線的に付いているわけではなく大きなジグザグを切って登っていく足に優しいルートだ。

 傾斜が無くなると目の前の樹林が開ける。ここが山伏山山頂だ。三角点が無いか周囲を見回したがそれらしき標識は見当たらない。地形図を見るとこの山頂には三角点は無いのだった。最高地点には祠があり昔から登られていたことが分かる。小振りの鐘がぶら下がっていたがキャンプ場は近いしまだ日の出直後の早朝だし鳴らすのは止めておいた。東側の樹林が開けて越後三山から谷川連峰にかけて見えていた。昨日はあちらを登ったんだなぁ。

 登山道はキャンプ場方面へも明瞭な道が伸びていた。山頂のブナには短い梯子がかけられていたが、何に使うのだろうか?

 帰りは往路を戻る。標高差は100mしかないが気温が高くて汗をかいたため、風穴の冷気でしばし体を冷却。今は気持ちよく感じる冷たさだった。まだ時刻が早いので駐車場には私の車のみ。次の天水山に向かった。

 

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